ボリンジャーバンド

決算発表
近くになると特に活用したいテクニカル分析ですが、
前回おすすめしたボリンジャーバンドについて。
【ボリンジャーバンド】
ボリンジャーバンドとは1980年頃にジョン・ボリンジャー氏が
考案したテクニカル指標です。
考案されてから30年程度しか経過していませんが、
投資家にはだいぶ普及したテクニカル指標と言えるでしょう。
 
ボリンジャーバンドの計算式は以下の通りです。
 
標準偏差:σ(シグマ)
=√(n×n日間の終値の2乗の合計?n日間の終値の合計の2乗)/(期間×(期間?1))
±1σライン・・・移動平均線の数値±標準偏差
±2σライン・・・移動平均線の数値±2×標準偏差
±3σライン・・・移動平均線の数値±3×標準偏差
※移動平均線及び標準偏差に用いる期間は9日、20日、25日などが
用いられています。
 
とても難しい計算式で「うっ」と気が引けそうですが、
この計算式を覚える必要はなく、
「ボリンジャーバンドの見方」を覚えれば良いので、心配しないで下さいね。
 
ボリンジャーバンドの見方
ボリンジャーバンドは移動平均線を中心線として、
移動平均線の上側には+σ、+2σ、+3σ、
下側には-σ、-2σ、-3σの線がひかれて、表示されます
 
内側の補助線(+σ、-σ)に、はさまれた株価ゾーンへは
約68%の確率で株価が収まり、
外側の補助線(+2σ、-2σ)へは約95%の確率で
株価が収まると言われています。
つまり、外側の補助線の外に出る様な株価変動があった際は
約5%という少ない確率でしか起こらない状態にあるため、
+2σを超えた状態では売り、
-2σを下回った状態では買いのシグナルであると言われています。
 
しかしながら大きな株価上昇又は下落局面においては+2σを超えた状態でも、
その後も継続的に株価上昇を続ける局面も発生しますし、
-2σを下回った状態でも、株価下落を続ける局面も発生するため、
注意が必要でしょう。
 
最後に
ボリンジャーバンドで外側の補助線を越えるケースは5%程度しかないため、
なかなかシグナルが発生することもないため、
日頃から株を頻繁に売買したいという方にとっては
少し退屈なテクニカル指標となりますが、
RSIとともに使用することで多角的に現在の株価状況を
判断出来る様になるため、
株価判断の材料のひとつとして利用すると良いでしょう。

MACD

決算発表
近くになると特に活用したいテクニカル分析ですが、
前回おすすめしたMACDについて。

【MACD】
有効なテクニカル指標として有名なもののひとつに、「MACD」があります。
MACDはよく「マックディー」と呼ばれたりしますが、
正式名称は「Moving Average Convergence Divergence」といいます。
ここでは、MACDについて簡単にお話しますね。
 
≪MACDはトレンドを教えてくれる≫
MACDは、トレンドをはかるのに最もわかりやすい指標のひとつです。
MACDとその移動平均線である「シグナル」の2つの指標から、
買いサインと売りサインをわかりやすく判断できるようになっていて、
短期のトレンドをきれいに出してくれます。
 
上昇トレンドであればMACDは上昇、
下降トレンドの場合はMACDの値も下落します。
 
MACDは、「指数平滑移動平均(EMA)」をもとに算出されます。
 
≪MACDの注意点≫
こう見ると非常に便利そうなMACDですが、もちろん弱点もあります。
あとのMACDの算出方法を見ればわかるのですが、MACDは極わずかながら、
サインの出るタイミング遅いということです。
 
「少し遅いくらい・・・」というのは、
たとえば株価が同じ範囲で行ったり来たりするボックス相場では
非常にもろいです。
つまり、そのサインが使えない「だまし」である確率が上がるのです。
 
買いサインが出たと思って買ったら、次の日には下がり始めた。
ということになる可能性もあります。
 
やはり、テクニカル指標は
・ 信じ込んではいけない
・ 複数組み合わせてだましを見つけやすくする
 
というような具合に、自分で使いやすいように工夫していくことが大切です。

ストキャスティクス

 決算発表
近くになると特に活用したいテクニカル分析ですが、
前回おすすめしたストキャスティクスについて・・・
 
【ストキャスティクス】
ストキャスティクスとは、オシレーター系(株価の振れ幅をみる)の指標で、
RSIの仲間です。
 
いわゆる、「買われすぎ」や「売られすぎ」の状態を教えてくれる指標です。
ストキャスティクスは、見た目も使い方もRSIとあまり変わらないので、
気軽に覚えられます!
 
「売られすぎ」が買いサインで、
「買われすぎ」が売りサインです。
 
数値が0~100%の範囲で動き、株価が上昇すれば数値が高くなり、
株価が下がれば数値も低くなります。
 
一般的には、30%以下が買い、70%以上が売りと言われています
(でもこれだとちょっと甘いです)。
 
RSIの仲間といいましたが、すこし違う点が、
「ラインが2本ある」ということです。
2本のラインで「ファースト・ストキャスティクス」と
「スロー・ストキャスティクス」の
2種類のストキャスティクスを作ります。
 
「ストキャスティクス%K」と「ストキャスティクス%D」の
2本の線を使ったものがファースト・ストキャスティクス、
%DとSDの2本を使ったものがスロー・ストキャスティクスです。
(表示は3本ありますが、ひとつの分析に使うのは3本中
(%K、%D、SD)の2本です。)
 
≪ストキャスティクスの弱点≫
ストキャスティクスの弱点は、「サイン出すぎ!」という一言につきます。
大相場の初期には特に敏感になる(数値が大きく動く)ので、
算出期間の設定を長くしたり、スロー・ストキャスティクスを使ったり、
ほかの指標と組み合わせてつかいましょう。

テクニカル分析③

決算発表
近くになると特に活用したいテクニカル分析ですが
どのテクニカル指標を使うのか迷いますよね?
基本的には、
ストキャスティクス、MACD、ボリンジャーバンド
で大まかな分析はできると思います。

 しかし、なぜこれらの指標は確度が高い(当たりやすい)と、
言えるのでしょうか?

 それは多くの市場参加者が使っているので当たりやすいのだと思います。

 多くの市場参加者が使っている指標というのは、
その指標に買いサインが出たら、買う人が大勢いる、
ということを意味していますね。
ここが最重要ポイントなのです。

 株価は、
買い勢力が強いと上昇し売り勢力が強いと下降します。

 ということは、
テクニカル指標が買いサインを出したときに、
買い出動する人が多い指標ほど、サインが当たりやすいと言う事になります。

 つまり自分が使うテクニカル指標を選ぶときは、
市場に浸透しているテクニカル指標を選ぶことが重要になります。

 その点で、特にストキャスティクスとMACDは、
十分に有名な指標で、市場参加者も多く使っているので安心できます。

 もともとは指標の精度がいいために使う人が多くなったのですが、
使う人が多くなったせいで、より精度が高まっています。

 こういった観点から、特に初心者の人には、
みんなが使っているテクニカル指標を使うことをおすすめします。

 現在の株式市場には、外国人投資家も多く参加しているため、
一目均衡表など、日本独自の指標を使うよりも、
世界で浸透しているMACDやストキャスティクスを使う方が無難かもしれません。

 
もし、市場参加者全員がMACDだけを参考に売買したら
どうなるか考えたことありますか?

 まずありえない話なのですが・・・w

 ここまでの話では、
指標のサインを信じる人が多ければ多いほど、
その指標の精度は上がると言う事をお話しました。

 と言う事は、
市場参加者全員が完全にMACDだけを信じたら、
精度が100%になるでしょうか?

 結論から言うと、
市場で売買ができない状況になってしまいます。

 なぜなら、
買いサインで全員が買いにまわるわけですから、
売り手が付かず、流動性が極度に低下して売買が成立しません。

 ということで、
買いサインで買い一色、売りサインで売り一色になりますので、
売買が成立することはなく、
流動性が全く無く、誰も儲けることができない状況になります。

 株よりテクニカル指標が重視される先物の相場などでは、
過去にテクニカル指標の買いサインを過信する相場で、
流動性が低下する現象が実際にあったようです。

 ですので、みんなが信用している指標で、
適度に流動性が確保されている状態、
というのが最も好ましい状態になりますね。

テクニカル分析②

会社の価値を見抜く基本は、
財務内容や業績予想などのファンダメンタルズ分析です。
ところが、株式市場における評価は必ずしもファンダメンタルズを反映していないですね。
それ以外の思惑が働いたり、株価が上昇・下落のどちらかに行き過ぎたりするのは、
株式市場ではよくあることです。
さらに、業績予想修正や決算発表などで明らかになる前に、
ファンダメンタルズの変化をマーケットが先取りして動くこともある。
こうしたファンダメンタルズと相場の乖離が生じるところに
テクニカル分析の意義があります。

 テクニカル分析とは、株価や出来高など市場の過去データを分析することによって、
現在の相場水準を確認すると同時に、将来の値動きを予測しようというものです。起
源は江戸時代の大坂・堂島のコメ相場にあるといわれ、その歴史は古いようです。
種類としては、相場のトレンドを把握する方法、
相場の行き過ぎを把握する方法、
相場の現在位置を把握し将来を予測する方法、などがあります。
たとえば、25日あるいは13週といった過去分に遡及して計算した株価の平均を
順次プロットしていく移動平均線は、
相場の方向性を読むために使われる基本的な指標です。

 ここでテクニカル分析の一つである波動理論を、現実の相場に当てはめてみましょう。
日経平均と波動理論
「波動理論によれば、一つの上昇波動は上げ3回、
下げ2回の5波動で構成されます。
これを日経平均株価の動きに当てはめると、
2003年の底からの上昇は07年7月までの5波動でいったんピークアウトしました」

 そして、この5波動(小勢)による上昇は、
より大きな波動(中勢)の第1番目の上げを形成したことになります。
現在、相場は調整局面にありますが、それが完了、底入れすれば
中勢第3波の新たな上昇波動に移行する可能性があります。

 また、相場の60年、20年という超長期サイクルが03年以降、
上昇し始めているようです。
さらに、今年の2~3月には10年サイクル、3年サイクルも底入れ、
上向きに転じる可能性があります。

 こうしたテクニカル分析は、
基本的には景気や企業業績のファンダメンタルズは見ずに、
市場データのみを使います。
そのため、ファンダメンタルズ分析とは対立する手法のようにも見えますが、
必ずしもそうとはいえません。
相場が大きく動き、ファンダメンタルズだけでは値動きが説明できないような
局面では、特にテクニカル分析に対するニーズが高くなります。
不確実性の時代こそ歴史に学ぶ、ということですね。

テクニカル分析①

よくチャートだけを見て、ファンダメンタルズを見ない人がいますが、
これは間違えです。

 必ず、ファンダメンタルズを見て、チャートを見て、
それから毎日のニュースを見ることが大事なのです。

 チャート分析が理論通り通用しやすいのは、「イベント期間以外」だけです。
イベント期間とは、決算発表(四半期決算を含む)、
その会社に関するニュースが出た時などのことを指します。

 この突発的なニュースが出た時には、どうしようもありませんが、
決算発表の日時は、事前に分かります。
「トレーダーズ・プレミアム」業界最高水準の株式情報サービス
決算スケジュールを確認できます!

 チャート理論通りで売買したい場合は、
この決算発表前に一度ポジションは手仕舞うべきです。

 なぜならば、決算発表などのニュースは、
テクニカル分析の理論に反する動きが出ることが多く、危険だからです。

 テクニカル分析が100%絶対の理論でないのは、そのためです。

 テクニカルで株を買う場合は、決算と決算の間、
惰性で株価が動く時を狙いましょう。

 
そのため、四半期決算の発表タイミングをチェックしておくのは非常に重要です。